2021/07/12 22:13
私のCDのブックレットにイラストを描いて下さったさちぼっくるさんが作品を提供された映画を観てきました。
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」にて、グランプリ&シネガーアワードを受賞された映画です。
これからご覧になる方のために、ネタバレになるようなことは書かないようにします。
かなり深い映画です。深過ぎて、1回観ただけでは主題を完全に理解することはできないかもしれません。
さまざまな主題があや織りのように入り組んでいるので、観る人によって印象は違ったものになるように思います。
最後のどんでん返しも、作品の構成としては見事でした。私もすっかり騙されてしまいました。
そして、タイトル「湖底の空」の意味も最後に分かり、その深い意味に感動しました。
さちぼっくるさんの絵がとても温かくて、安らぎを感じさせました。深刻なテーマを中和させるように。
帰り道にふと思ったのですが、私の「あの日のままに」の歌詞が、映画の主題を表しているように感じました。
こじつけかもしれせんが・・・
いつも遠くから見てた あなたの後ろ姿
いつもキラキラ輝いてた あなたが眩しくて
あれから何年過ぎたのか いまでも鮮やかに覚えているよ
あなたに憧れ 追いかけてきた道
空も海もあの日のままに 何も変わっていないのに
心の中の 穴はふさがらず
もうすぐあの日が来るよ あなたのことが忘れられない
もうすぐ春が来るよ あなたは今 どこにいるのか
あの日のあなたに 3.11哀悼歌 歌:平康悦子 ピアノ:鈴木久美子
写真 左 さちぼっくるさん
中 鈴木久美子先生
右 私(大野博人)